Awekeys Full Metal Keycap Set Gold
Full Metal Keycap Set Special Edition (Gold/Silver/Titanium/Copper Eagle/Satin Gold)
¥56,000 JPY
ご覧の通りの金属製キーキャップ。リサイクルした白銅を主体とした合金に各種メッキがされているもの。メーカーの説明(意訳しました)は以下の通り。
文字刻印にはレーザー彫刻を使用し、耐久性を確保しています。さらに、ナノコーティング技術を適用して、耐久性を高め、よりスムーズな超タイピング体験を提供します。
当社の金属は主にリサイクルされた白銅で、銅、ニッケル、その他の元素の合金です。この選択により、炭素排出量が削減され、環境に優しくなるだけでなく、他のメタル キーキャップ ブランドと比較してコストを抑えることができます。
今回はAwekeysより画像のフルメタルキーキャップセット(ゴールド)を検証用に提供いただいたので、内容に関して画像を多く使いながら紹介してゆきます。
パッケージ
パッケージシンプルなデザインです。しかし通常のキーキャップセットとは全く異なる重さ。片手で持てないことはないですが、指先でつまむ動作では厳しいです。
キッチンスケールで測ると975g。プラスチックのキーキャップセットとは全く異なる重さです。
開封
化粧箱を開けると、一般的なキーキャップセットと同じようなフォームにメタルキーキャップがおさまっています。フォームは3つ重なって入っていました。
輝いています。本物の金属という感じです。プラスチックにメッキや塗装されたキーキャップは見たことがありますが、深みが違います。貴金属に近い雰囲気です。
アップ。ステムが装着する部分は、よくアルチザンキーキャップにあるような別体のステムパーツを接着しているのではなく、一体の鋳造となっています。なかなか大変でしょうに、きれいに仕上がっています。手作業で後加工しているのでしょうか。キーキャップのステムと接続する部分も金属ですが、これは双方の個体差で嵌合がゆるかったりきつかったりがあるようですが、修正方法が公開されていました。
色合い的にはまさに金の延べ棒的です。キーキャップの形をした貴金属製品のようです。表面のメッキは非常に平滑ですが、指のあとがすぐについてしまうので撮影が大変。文字刻印はレーザー加工ということですが、フォントのデザインを考え、もう少しシャープな刻印をしてもらうとより高級感がでたのかなとは思います。
取り付け
取り付け前。今回は手持ちのキーボードで最も色合いがゴールドなKBDfans Takka60に装着してみます。まずはプラスチックのキーキャップを外します。
外しました。Takka60にはGateron Magnetic Jade 磁気スイッチを装着しています。Magnetic Jadeは中国でHIFIや麻雀音と呼称される、碁石や麻雀牌が当たるような高い硬質な打鍵音のスイッチです。メタルキーキャップを装着して、どのように打鍵音がかわるでしょうか。
装着完了。特にトラブルもなく、普通のキーキャップ交換と同じ要領で完了です。ステムとの嵌合がややきつめに感じるものの、ゆるかったりはありませんでした。ステム周りの精度は非常に高いと思います。光り輝いています。まぶしい。
打鍵音
簡単に動画を撮ってみました。音もiPhoneで録っているのでかなり軽い音になってしまっていますが、確認用に装着しているPBT製のキーキャップとは確実に音が異なり、低いコトコトとした、落ち着いた打鍵音に変化しています。キーキャップ自体の重量でキースイッチの戻りに変化が見られるかなと思いましたが、気づくほどの変化は感じられませんでした。ただし軽めのスプリングを使ったキースイッチでは試していないので、今度改めて試してみようとは思っています。
プラスチック製のキーキャップはこれまでいろいろと触ってきましたが、この Awekeys Full Metal Keycap Set Gold は、本物の金属の質感、メッキの本物感、そして高い打鍵音のスイッチをコトコト音に変えてしまう重さと、今まで触ってきたどのキーキャップとも一線を画した面白いキーキャップでした。
価格も相当なものですので、なかなか購入に踏み切るのはむずかしいかと思います。日本法人もできているようですので、もしどこかで触れる機会があれば、質感と打鍵感をお試しいただくとよいかと思います。
以下ページから製品購入が可能です。またAwekeysではさまざまな質感や素材を利用したキーキャップやマウスパッドを販売しています。
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