TALPKEYBOARD BLOG

TALPKEYBOARDは、2017年に開店した日本で初めてのメカニカルキーボード等のパーツ専門のネットショップです。ここでは自社商品にこだわらず面白い商品や情報をポストします。本サイトのリンクの一部はアフィリエイトを利用しています。

BOOTHで面白いキーボードキットを探す(6月18日)

https://booth.pm/ja/items/5668665

 

BOOTHで面白いキーボードキットを探す(6月19日)

 

自作キーボード、カスタムキーボードに関する新しいモノや情報については、時間を作ってなるべく毎日チェックしています。企業やショップの新製品も調べますが、同時に個人製作者のキーボードキットも定期的に確認しています。

特にここ数年のキーボードについては、個人製作者が自由なアイデアや想像力で作ったものが、デザインや仕組みのベースになり企業が新製品しているケースも往々にして見かけます。そこが最近のキーボード文化の面白いところです🙂

 

日本国内の個人製作者の方々が、自分で設計制作したキーボード(主にキット)を販売する場合、その多くがBOOTHのプラットフォームを使われています。

BOOTH自体が転売ではなく創作物専門のマーケットということ、またそのようなECプラットフォームが間に入ることによって、決済や発送、商品に関するトラブルは少ないかと思われます。

booth.pm

 

今回はBOOTHで販売されているキーボード関係の創作物(キット)から、私が気になった、実用性と遊び心のあるモノをいくつか紹介します。紹介する方々のほとんどは、定期的に、積極的に創作を続けている方々で、かつXなどでの情報発信も積極的に行われている、しっかりされた方々ですので、安心できる個人製作者の方々だと思っています。

記事は「今週気になったキーボード関連いろいろ」のように、Xのポストを引用する形でまとめてゆこうと思います(手抜き)今回は6月18日のポストを紹介します。

製作者の方々、もし説明の内容や制作の意図などが異なっていましたらご指摘ください。修正します。

 

 

1. FUJIKKO Marble Rotary Encoder Knob(22mm)

ロータリーエンコーダ用のカラフルなノブです。マーブル模様の塗装が施されていますが、しっかりと手作業で下地、マーブル塗装、仕上げを行われたモノです。

マーブル模様の塗装ってそんなに難しいの?どうやってるの?という方は以下の動画をご覧ください。作者の方の動画ではありませんが、エレキギターにマーブル模様の塗装を行なっている動画です。なかなか大変、かつ慣れたとしても一定品質の塗装をいくつも作ってゆくのにはさらなる技術と根気が必要なのです。

youtu.be

 

 

2. パレットシステム nubkey_module

最近流行りの磁気キーボードのスイッチを利用して、スイッチの軸を上下左右に押すと若干ブレる(動く)のを利用して、マウスカーソルの移動ができるようにした組み込み型のモジュールです。

多くの磁気キーボードは、磁気キースイッチのステム部分に内蔵されている磁石の磁力強度を基板面にある専用のセンサーで計測することで入力を判断しますが、Nubkeyはその専用のセンサー(ホールセンサー)を十字方向に4つ置き、それぞれのセンサーが計測した数値を計算することで、カーソルの移動方向と速度を算出しています(と理解しています)

磁気キースイッチをこのような形で用いたモジュールは、このシリーズ以外に見たことがありませんので、とても独自性があって貴重だと思います。

 

 

3. 山本製作所 Booth店 C4NDY KeyVLM

格子配列大好きです。まず見た目がかっこいいのと、キーのサイズと配置になれてしまえば非常に合理的で打ちやすく省スペースも狙えます。こちらはデザイン的にもうシーケンサー的な楽器に見えてしまいます。キーボード側に別の入出力端子を持ってくるのはすばらしい考えだと思います。

中国には端子をなんでも搭載しているキーボードがあったりしまして、それはさすがにやりすぎではと思うのですが、用途や趣味に応じて、必要なものは搭載しているのはありだと思います。机もスッキリします。

 

 

4.  mki0002ozlet ckb6自作キーボードキット

こちらも格子配列のキーボードキットです。ベースは4x10でジョイスティック付、省スペースが狙えてルックスもかわいいキーボードです🙂

 

 

5. Cerbekos-keyboard Ambitent

"Ambitent(アンビテント)"は中央にテンキー、それを山の頂にしてハの字にテンティングした立体形状となっている自作キーボードです。

非常に特徴のある配列デザインで、どう使うのか驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、私は36キーの分割キーボード(Corneのような)の間にテンキーを置いて、それが一体化したという解釈をしています。分割キーボードの間にトラックボールやトラックパッドを置かれる方々もいらっしゃいますので、さほど違和感なく使えるのではないかと思います。インパクトはありますよね😌

 

 

6. きりまん工房ー自作キーキャップのお店ー クラシックカーキーキャップ -60's

手作りの創作物という、BOOTHの精神に則ったよい作品だと思います。CADで作って3Dプリントしたものではなく、原型から手作りなので、暖かい雰囲気の作品に仕上がっていると思います。

 

 

7. Daraku-Neko XD84 Flatケース互換 Javelin85

kprepublicが販売しているXD84 Flatケースに使用できるChoc V1に対応した75%キーボードになります。

入手性の高い汎用のケースを流用する手法は、効率もよく環境にも優しく、非常にありなのではないかと思っています。ChocV1を使ったキー数が多めでピッチが狭いキーボードは見たことがありませんので、特徴があって面白いと思います。

 

 

8. tarohayashi UndertowとUndertow Alterna

分割キーボードキットのKiller Whale側面ユニットを2つ使って組み立てるマクロパッドキットです。側面ユニット2つで単体動作するという面白い考え方です。こういうパーツが色々合体するのって、大好きです🙂

 

 

9. A&N LABORATORY キースイッチマウス キット

マウスボタンの代わりに好きなキースイッチを使うことができるマウスキットです。制作にはロジクールのマウス(型番指定)がひとつ必要で、分解してその中身を流用します。細かい部品のはんだづけが必要ないのでこの換装はありだと思います。形状もうまくシンプルなデザインにまとめられていてさすがだなと思います。

 

 

10. Daraku-Neko SO EnterX2キーボード Ieneko37R

キーボードの趣味をはじめて、キーキャップセットをいくつか購入して気づくのが、余るキーキャップの多さです。その中でもISO-Enterはかなりな確率で余ります。余ったいろんなISO-Enterのキーキャップを愛でることもできる、よいキットだと思います。

 

今回はここまでといたします。お読みいただきありがとうございました。

 

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