先日当店の問い合わせフォームに、トラックボールがついたキーボードを探しているのですが何があるか教えて下さいとの質問が入りました。時々このような質問が入ります。当店では市販キーボードはおろか、自作キーボードキットもほとんど販売していないので、質問内容としては微妙ではあったのですが、自分の勉強を兼ねて少し調べてみることとしました。しかし質問に回答しただけでは調べた情報がもったいないので、今回はブログにも載せておくこととしました。
市販キーボードでトラックボールがついたものって、一昔前、いや前世紀末には国内でもダイヤテックさん等が販売していましたが、最近の市販キーボードはプレーンなものばかりで、ポインティングデバイス付のものはあまり見かけませんでした。が改めて調べると少々増えてきた感じがします。以下に記します。
エレコム キーボード TK-DCP03BK
ノートパソコンぽいメンブレンキーの下、ノートパソコンであればトラックパッドがついている位置に、小さなトラックボールがあり、その周りにボタンがたくさんがついています。ボディの薄さを考えると、このサイズより大きなトラックボールは厳しかったかもしれません。
サンワサプライ エルゴノミクスキーボード SKB-ERG6BK
マイクロソフトやロジテックのエルゴノミックキーボードに似ているキーレイアウトのキーボードです。リストレスト的な形状の部分に、25mmのトラックボールとボタンが配置されています。
しかしこれは国内メーカーにしてはかなり攻めたデザインだなと思い少し調べてみたのですが、この製品はADESSOという主に入力装置のOEM供給するメーカーの KODAK TRUFORM 3500という製品とほぼ同一に見受けられます。
しかし、たとえOEM供給だったとしても、このようなデザインのキーボードを国内メーカーが再び販売し始めているのはうれしい限りです。ADESSOのページは実に色々なデバイスが載っていて面白いので、今度ゆっくり見てみようと思います。
エレコム トラックボール付キーボード TK-TB01DMBK
これはフルサイズの日本語109キーボードにリストレストがついて、リストレストの中央にトラックボールとボタンにスクロール用のローラーがついています。傾斜、シリンドリカルとエルゴノミック的な要素をなるべく前に出している感じがします。でもフルサイズの日本語109キーボードです。
以上、ざっと調べて見つけた国内メーカーのトラックボールつきキーボードでした。一方自作キーボードを開発されている方々からも、トラックボールを内蔵した自作キーボードキットが販売されています。
Keyball46
cocot46
はんだづけや工作に興味がなく、買ったらすぐに道具としてキーボードを使いたいんだという方は、完成品で保証もある国内メーカー製のキーボードを購入したほうがよいと思います。はんだづけが好きで工作の手間を厭わないという方々は、ぜひこれらの自作キーボードにもチャレンジされてもよろしいかと存じます。