TALPKEYBOARD BLOG

TALPKEYBOARDは、自作キーボードのためのパーツやキットを販売するショップです。TALPKEYBOARD BLOGでは、当店で販売している商品に限らず、また自作キーボードにもこだわらず、キーボードについてのさまざまな情報を、当店の独断と偏見で記してゆきます。

車の不具合にルブと同じフッ素グリスを使った話

 

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https://talpkeyboard.net/items/6024e5aa6728be21fc69fb51

当店はルブ用のグリスは置いていないので、ルブ用ツールの画像を貼っておきます。最近はルブ用グリスもメルカリやヤフオクでいろいろ販売されていますが、個人販売や海外からの販売だと、その中身はKrytoxなのか全然違う適当なものなのかがわかりませんので、小分けにして販売している場合はしっかりとしたショップから購入するか、メーカーのパッケージをそのまま販売しているところから購入したほうが良いと思います。

 

小分けにしているしっかりとしたショップの遊舎工房さんです。

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https://shop.yushakobo.jp/products/lubricants

 

こちらはメーカーのパッケージをそのまま買う場合です。1kgのパッケージで税込65,890円です。かなり高いですが、ルブを日々行われる方には安いと思いました。しかし個人向けには販売しないと書いていました。すみません。海外ではペール缶でも販売されています。約2300USDでした。

 

ずいぶん前になりますが、車の不具合を直すのにフッ素グリスを使ったことがある事を思い出しましたので、書いておきます。

当時私は水平対向エンジンのワゴンのメーカーのメカニックでした。当時はヒットしたおかげでいろいろと不具合もでている状況でした。その中でもワゴン形状の為に剛性の出ていないリアカーゴ周りからの高速走行時での異音の不具合が目立っていました。ほとんどは内装パーツのすれや浮きが原因でしたので、緩衝材を作って入れてあげたりすることなどで解決しました。

しかしやっかいなトラブルで、ボディパネルのスポット溶接の箇所から高速走行時に音が出るということがありまして、これは緩衝材やシーラントを入れてもどうなるものでもなく、かといって板金をやり直すと外装に大きな影響がでる(後ろ半分塗装やり直しでコストもかかるしまず査定が落ちる)のでいかんともしがたく本社に救援を求めたら、ある日グリスを持った人が僕の元へやってきました。

異音がするパネル溶接部のすきまにこれを充填してと言われたので、普通のグリスを使うみたいに流し込んでいたら、これすごい高いからいつもの使い方はやめてくれ!と止められました。フッ素グリスでした。今考えたら高いはずです。

フッ素グリスはうまくパネル間の薄いすきまに入り込んで、粘性が高いのでパネル同士の直接の接触を和らげる効果があるんだろうなと思った次第です。また金属質の高い雑音を取って音質を変える効果も、確かにあったなと思い出しました。

 

メーカーが記載しているKrytox205の用途はこちらです。

軸受潤滑、ポンプやバルブの潤滑、クリーンルーム内の機器の潤滑、高温炉のブロワ―の潤滑、化学装置の差し込みバルブの潤滑。
チェーンの潤滑、自動車部品のベアリング潤滑、耐火、耐化学薬品のポンプシールの潤滑、攪拌機のシール及び潤滑。
パイプのネジ山やフランジシールの潤滑、スイッチ・ギヤーやコネクターの耐水保護膜、海上で使用するウインチの潤滑。
機械部品の組立グリース、カーワックスの添加剤、熱媒体、含浸油/絶縁油、異音防止、マスキング用途。

Krytox205はなんでも屋さんです。大型の機械の動作部に塗ることを想定しているので粘性が高いのでしょう。想定している機械類は大きなパワーを持っているのでKrytox205程度の粘性でも問題はないのでしょうが、キースイッチには注意して薄く塗らないと、華奢なスプリングがグリスの粘性に負けてしまうのでしょう。

引用の通り、Krytox205は色々な用途に利用できます。おそらくネジなどは錆びを防いだり噛み込みを防ぐ効果もあると思います。もし余っているKrytox205があれば、せっかくなので、試しにいろいろ塗ってみるのもよいかもしれません。

 

追記

このようなツイートを見つけました。確かに国内メーカーを応援したいです。一度試してみたいと思います。

 

 

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