本記事は筆者が仕入れ検討中に情報を整理したもので、実機レビューではありません。商品ページの情報をもとに構成しています。ご購入の際は、販売ページの記載をご確認ください。
要点
- 17.5mmピッチの狭ピッチオーソリニア配列
- 右手側を10度傾けて配置し、省スペースながら分離型に近い操作感を実現
- Choc V1スイッチ専用設計で、VIAによるキーマップ変更に対応
- 完成にはスイッチ48個とCFXキーキャップ48個(1U×44+1.75U×4)が別途必要
- 3DプリントケースデータもGitHubで無償公開(サポート無)
概要
On Any Banana Dayは、コンパクトで効率的なタイピングを追求したオーソリニアレイアウトのキーボードキットです。キーのピッチは一般的な19mmより狭い17.5mmピッチを採用、デスクスペースを抑えながら快適な操作性を追求しています。最大の特徴は右手側の10度傾斜+下方向配置。これにより、分割キーボードに近い自然な角度での入力が可能となり、手首や腕への負担軽減も期待されます。
キットにはスイッチおよびキーキャップは付属しておらず、別途Choc V1スイッチとCFXキーキャップ(1Uおよび1.75U)を購入し組み立てる必要があります。キーマップの変更はVIA対応で、初期設定は「大西配列」が設定済。GitHub上にはファームウェアや3Dプリント用ケースデータも提供されており、自由なカスタマイズが可能です。
筆者の場合、キーボードの右側にマウスやパッドを置いた場合、右手首を曲げる動作でキーボードマウス間の移動を行います。そう考えると、右手が受け持つキーはこのような傾斜があったほうが確かに操作しやすいのではないかと思います。デザイン的にもかわいいですが、考えられた実用的なレイアウトであるのではと感じます。
主なスペック
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド | 電網前衛文字装置 |
製品名 | On Any Banana Day |
キー数 | 48キー(1U×44、1.75U×4) |
スイッチ対応 | Kailh Choc V1(ホットスワップ対応) |
購入に関する注意点
- スイッチ(Choc V1)とCFXキーキャップは付属しません。ご自身で別途購入が必要です
- ケースデータはGitHubで配布されていますが、製作者によるサポートはありません
- 初期キーマップは「大西配列」が設定済ですが、VIAでjsonファイルを読み込んで変更可能です
リンク
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