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DrunkDeer G60 Gaming Keyboard

https://www.kickstarter.com/projects/drunkdeer/drunkdeer-g65-gaming-keyboardkey-to-unleashing-potential?ref=section-homepage-view-more-recommendations-p1

DrunkDeer G60 Gaming Keyboard—Key to Unleashing Potential

DrunkDeer G60 磁気キーボードのKickStarterでの募集が開始されています。アーリーバードは限定300で9,973円。送料は別だと思いますが、それにしても安いですね。

現在のメカニカルキーボードの構成要素は、CherryMX互換スイッチにファームウェアは QMK/VIAを搭載するというのが主流になっています。開発は容易で費用も抑えられるため、メーカーだけでなく、ショップブランド、個人事業でのキット販売においても多くのキーボードが日々リリースされています。

キースイッチという主要部品とファームウェアが共通という点、オープンソースの文化からスタートしているため様々なハードウェアやソフトウェアが無償公開されている点が、メカニカルキーボードの裾野が広がった大きな要因だと思っています。

反面、ある程度の製造数を確保してシェアを獲りたいメーカーにとっては、差別化が図りにくく、やや攻めあぐねている感も受けていました。

今回の磁気キーボードについては、CherryMX互換スイッチに QMK/VIA というコンポーネントの利用制限はありません。各メーカーが独自のスイッチ(サイズや外見はCherryMXに酷似しているものもありますが)や基板、ファームウェア設計で製品をリリースしています。

昨今のメカニカルキーボードよりも前の、製品開発のやり方に立ち戻り、新しい独自技術と製造力で、初期段階で市場を抑えてゆくやり方を取ろうとしている感があります。ここ数年の自作キーボードやメカニカルキーボードの流れとは異なりますが、非常に興味深い流れではあります。しばらくは様子を追ってゆこうと思います。

追記:先ほど申し込み完了しました🙂