TALPKEYBOARD BLOG

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Ukiha Keyboard|キーピッチ16mmのコンパクトDIYキーボード

https://github.com/e3w2q/ukiha-keyboard?tab=readme-ov-file


本記事は筆者が仕入れ検討中に情報を整理したもので、実機レビューではありません。購入・製作時には、必ず一次情報をご確認ください。


要点

  • 5列×12行のオーソリニア配列を採用した小型キーボード
  • キーピッチを16mmに縮小(一般的な19.05mmより小さい)
  • キー数や行数のカスタマイズが可能
  • QMKファームウェア対応・オープンソース(MITライセンス)
  • 名称は『枕草子』由来の「浮葉(うきは)」

概要

2020年ごろに発表されたUkiha Keyboardは、PreonicやJJ50のような5x12オーソリニア配列をベースにしつつ、キーピッチを16mmにまで小型化したユニークなDIYキーボードです。開発者のe3w2q氏は、自身が本当に使いたいと思えるサイズと仕様のキーボードとしてこの設計を行っており、「浮葉(うきは)」という名前は『枕草子』の一節から着想を得たものだそうです。

構成の柔軟性も大きな魅力で、最上段を取り除いて4x12配列(Planck風)にしたり、最下段中央の4キーを2Uキー2個に置換するなど、用途に応じたカスタマイズが可能です。


特徴

  • キー配列

    • 5×12のオーソリニア(直線)配列
    • 上段除去で4×12構成にも変更可
  • キーピッチ:16mm(標準より小さい)

  • キー構成変更

    • 最下段中央の4キーを2U×2個に置換可能
  • 対応ファームウェア:QMK

  • ライセンス:MIT(オープンソース)
  • 名の由来:枕草子 第百五十一段より

https://github.com/e3w2q/ukiha-keyboard?tab=readme-ov-file


主なスペック

項目 内容
製品名 Ukiha Keyboard
設計者 e3w2q
配列タイプ オーソリニア(5×12 / 4×12へ変更可)
キーピッチ 約16mm(一般的な19.05mmよりも小型)
スイッチ互換 Cherry MX互換
ファームウェア QMK
カスタマイズ性 最下段:2U変換対応、最上段除去対応
ライセンス MIT License

注意点

  • オープンソースPCB設計のため、個別にPCB製造の手配が必要
  • ケース・プレート等は自作または外注前提

購入・参考リンク


https://github.com/e3w2q/ukiha-keyboard?tab=readme-ov-file


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