
製品要点
- OLKB(Jack Humbert)による設計
- Planckに1行追加された上位モデル(5x12)
- ホットスワップソケット搭載
- ARM STM32プロセッサによる高速処理とUSB-C接続
- RGB底面LED、スピーカー、Qwiic端子など拡張性あり
製品概要
Preonicは、OLKB(Ortholinear Keyboards)の設計者Jack Humbertによって2016年ごろに開発された、直交配列のコンパクトキーボードです。Planckと呼ばれる4行構成の40%キーボードの後にリリースされたPreonicでは5行目が追加され、5行×12列の60キーとなりました。これにより、数字キーが直接入力できるようになり、レイヤー操作に慣れない人でも扱いやすくなっています。
このV3モデルでは、CNC加工のアルミケースが採用され、全5色に加えアクリルケースも選択可能です。Kailh製のホットスワップソケットが実装されており、2x1Uや2Uキーへの対応や、はんだ作業なしでのスイッチ交換が可能です。また、ARM STM32プロセッサの搭載により、ファームウェアの拡張性や高速なレスポンスを実現しています。QMK対応により、高度なレイヤー制御やマクロ設定にも対応します。
さらに、底面にはRGB LEDが実装され、スピーカーによるサウンド出力も可能です。DIPスイッチやQwiic端子、ロータリーエンコーダなど、ハードウェア面での拡張性も備えています。

主な特徴
レイアウト
- 5x12の直交配列(オーソリニア)
- Raise/Lowerキーによる多層レイヤー操作が前提
- Kailhホットスワップソケット採用、1U/2U対応可能
基板
- ARM STM32プロセッサ搭載、QMK対応
- RGB LED(底面実装)、内蔵スピーカー搭載
ケース
- CNC加工のアルミケース(ブラック/ガンメタル/オレンジ/パープル/レッド/シルバー)
- フロステッドアクリルケースも選択可能
- ラバーフィート、スタビライザー、ネジ・工具類付属

主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設計 | OLKB(Jack Humbert) |
| ケース素材 | CNCアルミニウム(陽極酸化)、アクリル |
| サイズ | 約231 × 104 × 23 mm |
| プレート | 304ステンレス製、ホットスワップ対応 |
| プロセッサ | ARM STM32 |
| ソケット | Kaihua製ホットスワップソケット(MX互換) |
| スピーカー | 内蔵(起動音、通知音など) |
| LED | 底面RGB(9個) |
| 同梱物 | 基板/スチールプレート/ケース/USB-A to Cケーブル/スタビライザー/ネジ類/工具 |

注意
- キースイッチは別売です。
- 一部レイアウトや拡張機能を利用する際は、追加部品の自作や加工が必要です。
- RGB LEDは底面照明であり、キートップの透過発光は対応していません。
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