本記事は筆者が仕入れ検討中に情報を整理したもので、実機レビューではありません。購入・製作時には、必ず一次情報をご確認ください。
要点
- 36キー構成の左右分割エルゴノミックキーボード
- ErgoDoxを小型化したレイアウト
- MX/ALPS互換、QMK、Pro Micro使用
- ケースはアクリル製フルエンクロージャ/軽量ダブルプレートから選択可能
概要
Minidox Keyboardは、ErgoDox系のレイアウトをベースに、より小型・軽量・ミニマルに再設計された36キーの左右分割キーボードです。2017年ごろに発表されました。設計者はRedditユーザーの Channing173 氏で、親指クラスタの使いやすさに特に配慮された設計となっています。
本プロジェクトでは、PCB(That-Canadian氏)とケース(Dotdash32氏)とプロジェクトがわかれています。PCBはQMKに対応し、Pro Micro、TRRSジャック、ダイオードなどを使った、現在に続く標準的なDIYキーボードの構成です。
PCBのデザインは、分割オーソリニアのLet's Splitの影響が見て取れます。2017年ごろはALPS軸のキースイッチのニーズが若干あったため、ALPS/CherryMX互換の両方に対応できるPCBとなっています。ALPS/CherryMX互換対応と、ホットスワップではない事を除けば、現在のDIYキーボードとほぼ同じ構成、言い換えると2017年ごろにはDIYキーボードのフォーマットはほぼ完成していたと言えるでしょう。
特徴
- スイッチ方式/対応スイッチ:MXまたはALPS互換
- 接続モード:有線(左右はTRRS接続、PCとはUSB)
対応ファームウェア:QMK
構成オプション:
- フルアクリルケース(テント対応)
- ダブルプレートケース(非テント、軽量)
- 単体プレート販売(アルミ製)
主なスペック
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド | Channing173 / That-Canadian / Dotdash32(共同企画) |
製品名 | Minidox Keyboard |
キー数 | 36キー(左右分割型、親指3キー構成) |
接続方式 | USB(PC接続)/TRRS(左右接続) |
スイッチ対応 | MX互換/ALPS互換(ホットスワップ対応なし) |
キーキャップ素材 | DSA/SA-DSAコンボ(オプション購入可) |
バックライト | 非搭載 |
バッテリー容量 | -(無線対応ではない) |
対応OS | Windows/macOS/Linux(QMK対応範囲) |
リンク
📢 キーボードに関する情報は X(@TalpKeyboard)で日々更新中です!