TALPKEYBOARD BLOG

TALPKEYBOARDは、2017年に開業したメカニカルキーボードパーツ専門ショップです。 このブログでは、パーツレビュー・製品比較・技術考察などを中心に、キーボードを楽しむための情報を発信しています。 一部の記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

Chew Keyboard|独自レイアウトの小型自作キーボード

Chew Keyboard 2種類の画像
https://github.com/flinguenheld/chew


本記事は、筆者が仕入れを検討する過程で情報を整理したものであり、実機レビューではありません。商品ページや公開リポジトリの情報をもとに構成しています。製作やカスタマイズを行う際は、必ず公式リソースをご確認ください。


要点

  • Kailh Choc V1専用・34キー構成の小型エルゴノミックキーボード
  • 分割型(Split)と一体型(Mono)の2構成に対応
  • Rust製カスタムファームウェアまたはQMKに対応
  • TRRS接続またはシングルMCU構成が可能
  • ホットスワップ・テント・ピエゾブザーなど多彩な拡張に対応

概要

Chew Keyboardは、Kailh Choc V1スイッチ専用設計の34キーエルゴノミックキーボードで、Split(左右分割)とMono(一体型)の構成から選択できます。独自のキー配置と形状を採用。手の大きさに合わせた印刷用テンプレートが提供されているのも特徴です。

ファームウェアにはRustで書かれた独自実装が用意されており、従来のQMKファームウェアとも切り替えて使用可能です。MCUは0xCB GeminiまたはRP2040-Zeroに対応。ホットスワップやピエゾブザーの追加など、多様な拡張が可能な柔軟な設計が魅力です。


Chew Keyboard 分割版の表面Chew Keyboard 分割版の裏面
https://github.com/flinguenheld/chew


特徴

  • スイッチ方式/対応スイッチ:Kailh Choc V1(34個)
  • 構成モード

    • Split:左右分割 + TRRS接続 + デュアルMCU構成
    • Mono:一体型 + シングルMCU
  • ファームウェア

    • Rust製の独自ファームウェア(Chew Firmware)
    • QMK(公式リポジトリにキーマップあり)
  • オプション

    • Mill Maxソケット(ホットスワップ対応可)
    • ピエゾブザー、背面PCB、ネジ固定
    • 左右手のサイズ確認用テンプレートをPDFで提供

主なスペック

項目 内容
ブランド flinguenheld(個人制作)
製品名 Chew Keyboard
キー数 34キー
接続方式 有線(TRRS/USB)
スイッチ対応 Choc V1のみ/ホットスワップ対応可
キーキャップ Choc V1互換(キーキャップは別売)
バックライト なし(記載なし)
バッテリー 非搭載(有線接続前提)
対応OS Windows/macOS/Linux(QMK・Rust対応)

Chew Keyboard 一体版の表面Chew Keyboard 一体版の裏面
https://github.com/flinguenheld/chew


注意点

  • 海外のオープンソースプロジェクトのため、一般販売は行われていません

リンク


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