本記事は筆者が情報収集のために整理したもので、実機レビューではありません。情報をもとに構成しています。ご利用の際は、公式リポジトリの記載をご確認ください。
要点
- Chordieは、kbjunky氏が開発したオープンソースのコード入力(chording)キーボード
- 14キーのシンプルな構成で、ASETNIOP方式を採用し、全104キー相当の入力が可能
- オプションでトラックボールを統合可能。マウス操作やスクロールもキーボード上で完結
- OpenSCADジェネレーターにより、自身の手に合わせたカスタム筐体の生成が可能
- Kailh Choc V1やMXスイッチに対応
概要
Chordieは、従来のQWERTY配列に代わる新しい入力方式として、コード入力(chording)を採用したキーボードです。わずか14個のキーを同時押しすることで、全ての文字や記号を入力可能とします。
ASETNIOP方式をベースに、独自のチューニングが施されており、学習曲線を緩やかにする工夫がされています。オプションでトラックボールを統合することで、マウス操作もキーボード上で完結し、作業効率の向上が期待できます。
またOpenSCADジェネレーターを用いることで、ユーザーの手のサイズや好みに合わせた筐体のカスタマイズが可能で、3Dプリントによる自作が推奨されています。
14個のキーによる入力、エルゴノミクス、トラックボール一体化設計と、非常に先鋭的なキーボードに仕上がっています。反面、ハードウェア制作は手配線が多く使われるなど、製作者にも高いスキルが要求されます。
主な特徴
- 対応スイッチ:Kailh Choc V1またはMXスイッチに対応
- 接続モード:USB有線接続(Pro Micro)
- 対応OS・ファームウェア:ZMKファームウェア
- 入力方式:ASETNIOP方式をベースにしたコード入力
- 拡張機能:オプションでトラックボールを統合可能
- カスタマイズ性:OpenSCADジェネレーターにより筐体のカスタマイズが可能
主なスペック
項目 | 内容 | |
---|---|---|
ブランド | kbjunky(オープンソースプロジェクト) | |
製品名 | Chordie | |
キー数 | 14キー(コード入力方式) | |
接続方式 | USB有線接続(Pro Micro ) | |
スイッチ対応 | Kailh Choc V1またはMXスイッチに対応 | |
キーキャップ素材 | Choc/MX対応の1uおよび1.5uキーキャップ(ユーザー選択) | |
バックライト | なし | |
バッテリー容量 | 該当なし(有線接続) |
注意点
- 自作キット:Chordieは完成品ではなくデータのみの提供です。手配線でのはんだ付けや3Dプリントが必要です。
- オプション機能:トラックボールの統合はオプションであり、必要に応じて追加の部品が必要です。
- サポート:オープンソースプロジェクトであるため、公式のサポートはありません。
購入リンク(GitHubリポジトリ)
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