Dactyl Keyboard
Dactyl Keyboardは、2014年頃にMatthew Adereth氏によって設計されたオープンソースの3D形状の分割メカニカルキーボードです。ErgoDoxから派生した本機は、立体的な3D構造と手配線による制作を特徴としており、キー配列、角度、曲率などを自由にパラメータ指定できる「パラメトリック設計」によって構築されています。キーボード本体は3Dプリンタによって出力されることが前提で、ThingiverseやShapewaysなどでも設計ファイルが共有されています。
Dactylはその見た目のユニークさと、ユーザーの手に自然にフィットするカーブ構造により、エルゴノミクスを重視するキーボードユーザーに支持されています。配線方式は基本的に手配線ですが、近年は一部で対応PCBの登場もあり、組み立ての敷居も徐々に下がりつつあります。
主な特徴
- パラメトリック設計によるカスタマイズ可能な構造
- 手の湾曲に自然にフィット
- 約70キー構成
- キー配列はカラムスタッガード(縦方向に整列)
- ケースは3Dプリントによる出力が前提
- 手配線方式
- オープンソースライセンス(GitHub上で公開)
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まとめ
Dactyl Keyboardは、エルゴノミクスとDIY精神を融合させた先鋭的なプロジェクトであり、発表当時、設計や構造に興味のあるユーザーにとっては魅力的な選択肢でした。独自の立体的な形状は見た目にもインパクトがあり、実用面でも自然なタイピング姿勢を支える工夫が凝らされています。制作にはある程度の知識とスキルが求められますが、それだけに完成したときの満足度も高く、キーボード製作の楽しさを存分に味わえるプロジェクトといえます。
この記事はあくまで仕入検討の中で気になった商品をご紹介しているもので、実際に商品の確認までは行っていません。ご購入にあたっては、商品ページの詳細をご確認いただき、ご自身の判断でお願いいたします。
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