brickbots abal
aball は、ボタンを一切搭載しない、超小型・最小構成のトラックボールです。設計者は「キーボードファースト」のワークフローを重視しており、Vimやターミナル操作を中心とした環境で、最小限のマウス操作を必要とする場面に着目。aballはその補完として、キーボードのホームポジションから手を大きく動かすことなく使えるポインティングデバイスとして考案されました。
設計コンセプトは「省スペース」「安価」「簡単に組み立てられる」「3Dプリント可能」であり、トラックボール本体の操作に必要なクリックやスクロール操作はすべて、QMKファームウェアを用いたキーボード側のレイヤー切り替えで代替可能です。使用されるセンサーは光学式マウスセンサーで、安定した追従性とコンパクトな構造が特徴です。
最近は日本でもトラックボール付のキーボードの自作が人気ですが、aballはそのトラックボールの始祖とも言えるDIYプロジェクトです。このプロジェクトを参考にして作られたキーボードキットも多く、aballはその隠れた貢献者といえるでしょう。
特徴
- 完全ボタンレス設計:クリックはキーボード側のレイヤーで対応
- 最小限のスペース:わずか約60×80mmの設置面積
- 低価格で自作可能:3Dプリント+部品で$40以下(3Dプリンタの所有前提)
- ローラーベアリング式トラックボール:滑らかな動作と静音性
- QMKベースのオープンソースファームウェア:カスタマイズ可能
- 38mm/34mmのボール両対応
- STLファイル、組立ガイド、部品リスト、ファームウェアが公開済
スペック
- 本体サイズ: 約60mm x 80mm
- トラックボール径: 38mm または 34mm
- 使用センサー: 光学式マウスセンサー(底面配置)
- 搭載部品: 3点ローラーベアリング、マイコン、QMK互換基板
- 対応ファームウェア: QMK (aball fork)
- 使用方法: ホームポジションから左手キー操作でクリック/スクロールを割り当て
注意事項
- 本製品は完成品ではなくDIYプロジェクトです。
- 商用利用は不可(非営利利用に限る)とされており、ライセンス(CC BY-NC)に従ってください。
- 製作には基本的な3Dプリンタ操作、はんだ付け、マイコンへの書き込み知識が必要です。
製作はこちら
この記事はあくまで仕入検討の中で気になった商品をご紹介しているもので、実際に商品の確認までは行っていません。ご購入にあたっては、商品ページの詳細をご確認いただき、ご自身の判断でお願いいたします。
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