TALPKEYBOARD BLOG

TALPKEYBOARDは、自作キーボードのためのパーツやキットを販売するショップです。TALP キーボードブログでは、当店で販売している商品に限らず、また自作キーボードにもこだわらず、キーボードについてのさまざまな情報を、独断と偏見で記してゆきます。

「徐脈」と診断されたのでペースメーカーなど調べました

https://www.fukuda.co.jp/public/pacemaker/mechanism.html

私事ですが先日から心臓がどうも不定期にドキドキしたり、微妙な立ちくらみが起こり始めたので病院で診察を受けたところ「徐脈」と診断されました。みなさん必ずひとつ持っている心臓ですが、ふだんはちゃんと動いているかなんて気にされる方は少ないと思います。僕もそうでした。今回は徐脈について調べた内容と、ペースメーカーについて記してみます。

注意

今回の内容については、私が個人的に情報を調べて掲載したにすぎません。確定された医療情報や診察方法を提示しているわけではありませんので、責任は一切負いかねます。ご自身の病状に不安がある場合は、ここを含めたネットの情報をうのみにはせず、まずは病院で適切な診察を受けるようにしてください。

 

徐脈とは

素人が間違ったことを書くといけませんので、NHK健康チャンネルのホームページから抜粋します。

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_76.html

私の場合も、心電図を取るとまさに上の図のように表示されます。数回に一回脈の間隔が空きます。手首で脈拍を測ってもわかります。おいおい僕の心臓がんばってよ!と不安になります。

脈拍を取ってみると、私の場合症状が出ていない時は1分間に60回後半なのですが、徐脈の時は1分間に40回前半から30回後半になります。しかし脈は全体的に遅くなるのではなく、不定期に脈が抜けているので、減っているようにカウントされますが、ペースは同じ(わかりにくいですが)です。これはずっと続くのではなく、不定期に正常に戻ります。

症状も上に書かれている通りです。幸運ながら失神はありませんが、貧血ぽいめまいは時々起きます。気にして脈をすると、徐脈になっている時にこれらの症状があらわれていました。

この症状は10年以上前から時々少しずつ出ていた気がします。当時はうつ病を患っていたこともあり、ストレスからだと思っていましたが、もしかするとそれは心臓に起因するものだったのかもしれません。

 

原因

洞不全症候群という診断を受けました。以下抜粋です。

 

 

私なりの理解ですが、心臓の最初の部屋を動かすための電気信号がうまく出せずにいるところに、他の部屋があいつ信号出してないじゃんやばくない?と気づき、別のところが仕方なく電気信号をその部屋に向けて出すので、信号が遅れてしまい、結果心拍が抜けてしまうイメージです。

 

検査

まずは心電図の波形を取ってこの波形がでている事がわかりました。その後1週間連続で心電図が取れる装置を装着して、連続して計測しました。装置はこちら。実際に装着していたものです。

バンドで胸に取り付けます。下部にSDカードを挿入してログを記録するようです。検査が終了したら回収して、データを検査会社に送ってデータの調整を行い印刷された結果が病院に戻るといった流れのようです。

病院内のPCで、直接ケーブルなどで接続することなく稼働状況など確認していましたので、BlueTooth的な無線装置が内蔵されているようです。私のPCではデバイスとして見る事はできませんでした。医療機器の無線範囲を使っていると思いますので、当たり前なのですが...

真ん中に黄色いLEDがついていて、不定期に一定期間細かく点滅します。Tシャツから透けるくらいの光量で、コンビニで店員さんが気づき引かれていました。あいにく検査は今年の夏の暑い時期でしたので、皮膚が接する面が汗によりかなり不快でした。計測は冬にやりたかったです。

 

治療(ここからは素人の推測が入りますのでご注意)

かかりつけの先生に確認したところ、徐脈の治療方法で投薬などは特にないようです。

私の場合は、日常生活を送ることができるようであれば我慢して生活し、例えば失神が頻発してきたり、息苦しさで日常生活に困難をきたしはじめた際に、埋め込み型ペースメーカーを使う方法とお話をいただきました。

埋め込み型ペースメーカーはその名の通り体内に手術で埋め込みます。そしてそのペースメーカーで拍動を正常な状態にしてゆきます。最初に書きました僕の心臓の最初の部屋の電気信号を、ペースメーカーが代わりに毎回しっかり発するかたちだと思われます。ペースメーカーの製品の一例はこちらです。

https://www.fukuda.co.jp/public/pacemaker/mechanism.html

 

このペースメーカーの場合、サイズはおよそ48mm x 40mm x 6mm でチタン合金製です。磁力に反応する金属は使われていないようで、MRIが利用可能とのことです。電池は8年程度はもつようですが、およそ7年で手術で取り出して交換するようです。

ペースメーカー上部にプローブを装着できるようになっており、症状に応じて図のようにプローブの本数を変えて装着するようです。このプローブから電気信号が送信されます。

 

 

 

電池の寿命が8年で手術による交換というのが弱点ですが、充電式の開発も進んでいるそうです。数年後には実用化してるかもしれません、よかったですねと先生はおっしゃられていました。携帯のように非接触型充電方式のようです。

しかしリチウムイオン電池を体内に... 充電池がふくらんでノートPCとスマホが壊れた経験があるので、あのふくらんだ電池を思い出してちょっと怖くなりました...

 

最近のペースメーカーでは、スマホと連携してデータを収集し、かかりつけの病院にデータを転送できるというものもあるようです。こちらがそのアプリの画面例です。心臓に直接センサーつけて生データとっているのがスマホで確認できます。これはすごい。不謹慎ですが、ちょっとときめきました。

https://apps.apple.com/jp/app/mycarelink-heart/id1187355789

 

ペースメーカーの装着が日常活動や寿命に影響があるかというとそうではありません。僕の叔母が30年ほど前に同じ症状でペースメーカーを装着しましたが、元気に日常生活を送り、定期的にペースメーカーを交換することで心臓の状態もよく健康に日常生活を送っています。

 

今後進捗があればアップデートしようと思います。心臓が動いていることってややもすると忘れがちですが、よく考えると部品交換もなしに80年前後の期間止まらず稼働する、センサーがついていて吐出量を制御できるポンプってすごいと思います。みなさんも時々、自分の心臓を気遣っていただけたら幸いです。

 

追記

この機会に心電計のついているアップルウォッチを買おうかなと思ったのですが、高かったので、安めのスマートバンドを購入しました。脈拍の動き、睡眠の状態などが確認できてなかなか楽しいです。急激に心拍数が上がったときにアラートを出す機能があるので、僕にとっては重宝しています。

 

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