TALP キーボードブログ

TALPKEYBOARDは、自作キーボードのためのパーツやキットを販売するショップです。TALP キーボードブログでは、当店で販売している商品に限らず、また自作キーボードにもこだわらず、キーボードについてのさまざまな情報を、独断と偏見で記してゆきます。

3D-printed "PCB" for solderless hotswap prototyping

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https://imgur.com/a/A9y47My

先日 imgur に掲載されていた制作記事です。はんだづけをすることなく制作でき、またPCBソケットを用いることなくキースイッチのホットスワップが可能な、3Dプリンタで作られたPCBだそうです。ホントに?大丈夫?とお思いでしょうが、作者はこれを完成品として使うのではなく、レイアウトの検討用に使う目的で制作したそうです。レイアウト変更のたびにはんだづけを行い、部品を使うのは手間と無駄がかかります。またレイアウト変更のたびにPCBを発注するよりも、変更のたびに3Dプリントしてしまったほうが手軽で早いという理由で、このような試作ボードの制作を考えたようです。

 

仕組を簡単に説明します。まず溝にあわせて黄色い被覆線をはめこみます。ダイオードもはめこみ、キースイッチをその上から差し込みます。キースイッチの上から見て左のピンがダイオードの片側と同じ穴に入り接触し導通します。キースイッチの右のピンを黄色い被覆線に差し込み、接触し導通させます。

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裏はこのような形状になっています。青い被覆線を溝にあわせてはめこみ、表面から差し込むダイオードの片方のリード線が、被覆を貫通して接触、通電する形です。無駄を極力省いた、コストのかかりにくい仕組みだと思います。感心しました。

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https://imgur.com/a/A9y47My

 

配線が完了したら、同じく3Dプリンタで作成したベースの上にのせて試している様子です。Pro Microもブレッドボードに載せて、試作用に使い回しができる仕組になっています。この試作品な感じ、これもこれでとてもかっこいいなと思います。

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https://imgur.com/a/A9y47My

最初は完成品でこれは早晩不具合が出るだろうと思っていましたが、レイアウト確認用の試作用途であれば、特に3Dプリンタが手元にある方々にとっては、とても面白いものではないかなと思っています。この柔らかい考え方も含め、参考にしてゆきたいです。

 

記事ページはこちらからどうぞ。

3D-printed "PCB" for solderless hotswap prototyping

imgur.com

 

なお日本では、キースイッチ単位で基板を分離することができるキーボード試作用の基板として、無限の可能性やSU120が販売されています。こちらもレイアウト検討には適していますので、ぜひチェックしてみてください。

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