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エアコンパテがキーボードのケース素材を侵食するのかを実験しました

先週、エアコンパテをキーボードケースの内部に充填して、打鍵音の改善などを測ってみましょうという情報を紹介しました。

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その際に、エアコンパテを貼ってあったケースの塗装面に若干光沢がついてしまったとのお話がありましたので、実際に何か悪影響を及ぼすのかと実験を行ってみました。 こちらのエアコンパテを使って実験してみます。 

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今回は4種類のケース素材で実験しました。マットブラックの基板プレート、ウォールナット材でオイルフィニッシュ仕上げのもの、マットホワイトのアクリルプレート、塗装されたアルミケースです。それぞれにエアコンパテを貼り付け、1週間室内で放置しました。1週間経過後、エアコンパテをはがして状況をみる事とします。

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マットホワイトのアクリルプレートです。若干油分のようなものが残ったものの、拭けば問題なし。表面の侵食はありません。

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ウォールナットの突き板です。エアコンパテが張り付いて残ってしまいました。室温のせいもあるかもしれませんが、柔らかくなった粘土が張り付いたような感じです。さらにパテが木目の中に入り込んでしまい、拭き取り切れませんでした。こういうテクスチャーをもつ素材には注意したほうがよいかもしれません。

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マットブラックのPCBプレートです。はがすと油を塗ったような跡が残りました。しかし無水エタノールで吹いてみますと...

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ピカピカになっちゃいました。むしろ周囲よりもきれいです。

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アルミケースの内側です。マットブラックのPCB同様、油分があるような跡が残り、少し表面がざらついていたこともあって粘土も残りました。これも無水エタノールで拭き取ると、きれいにとることができました(すみません、拭き取ったあとの画像をなくしてしまいました)しかし強めに拭くと、拭いているキムワイプに塗装の色がついていました。ケースの内側の塗装は薄めですので、拭き方には注意したほうがよさそうです。

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今回の実験の限りでは、特に侵食することはなさそうです。まあエアコン配管用ですので、侵食はしないと思ってはいました。いうと粘土ですから。ただし粘土よりも粘着力は高いので、素材の表面と塗装の状況により、判断したほうがよいかなと思います。

 

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