今回紹介するのは自作キーボードではありません。自作キーボードを設計しようとする方々を対象とした、らてさんが制作された検証用ボードです。名前はTrialBoardです。
オリジナルのキーボードを一から設計しようとした場合、試作で現物があがってきてから間違いがわかったりして手戻りが発生するケースが多くあります。もちろんキーボードだけではなく、全ての設計開発において生じる障害ではあります。
その手戻りを少しでも減らす目的のもと、ご自身のオリジナルキーボード設計において、初めて使われる技術要素を検証するために作成したボードを、今回販売されています。概要を以下に引用します。
TrialBoardは下記の要素を検証できる自作キーボード設計者向けのボードとなります。組み立て済み品では、はんだ付け不要ですぐに検証に取りかかれます。
・ProMicroを使わない、マイコン(ATmega32u4)直付設計
・Type-Cコネクタの採用
・通常のマトリクスより、倍のキー数を読み取れるduplexmatrixの採用
・OLEDによるディスプレイ表示(OLEDは別売りです)
・I2Cインターフェース
・NeoPixel LED(ws2812c)
・未使用ピンをコネクタに引き出し→ピンソケットを実装することによって、ブレッドボード上で任意の回路を検証する想定です。
ハードウェアの開発環境が整ってくるというのも、自作キーボードが発展するという意味において、とても良いことだと思います。ぜひ頑張ってほしいなと思いますし、その成果を用いて作られているPistachoKeyboardも期待しています。
#PistachioKeyboard
— ⌨️らて (@7_rate) 2021年3月26日
木材が届いたので取り付けてみた。
これはクルミ。
もう少しダークな色がいいかなー
それかオイルステインで仕上げるのもいいかも pic.twitter.com/Z65SlSkdBS
すっごいかっこいいですねこれ。この組み合わせはすばらしいです。
作者のらてさんによる詳しい説明はこちらからどうぞ。
BOOTHで販売されています。
記事とはあまり関係ないですが、自作キーボードパーツ中心に販売しています。