TALPKEYBOARD

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TALPKEYBOARDの自作キーボード写真集(2017年)

お世話になっております。TALPKEYBOARDでございます。

月日が流れるのは早いもので、今月末でTALPKEYBOARDは3周年となります。特に大きなトラブルもなく、静かに3年を進められましたのも、暖かく見守って頂いた皆さまのおかげだと思っています。本当にありがとうございます。

3周年を振り返って、というわけではありませんが、以前撮った画像を眺めていると、わずか3年の間でも面白かったもの、懐かしいものがいくつか出てきます。何回かにわけて、過去のキーボードを中心とした画像を掲載してみようかと思います。今回は2017年です。この年の9月末にTALPKEYBOARDは開業していますが、その少し前からの画像になります。

 

まずはGherkin。

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 このGherkinは私が2回目に作ったGherkinです。40%Keyboardのサイトを見てガーバーデータをダウンロードしてJLBPCBに発注してという流れを初めてやってみて、2回目でトップとボトムプレートもJLBPCBに発注して組み立てました。最近の自作キーボードではPCBプレートが主流ですが、2017年はまだ出たての時期だったかと思います。最初に触った印象は「端面がじゃりじゃりして何かが刺さりそう」でした(すみません)。アクリルでの筐体作成を考えはじめたきっかけになりました。

キーキャップはレーザー刻印のDSAのものです。レーザー刻印なので文字が少し銀色がかっています。開業前にサンプルとして仕入れたのですが、私ははっきりとした黒の印字が好みなので、販売するキーキャップセットのほとんどは昇華印刷にした記憶があります。

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ほおずきとGherkin。外国の方々に好まれる絵柄です。ちなみにこのGherkin、とある施設に貸したら施設自体が消滅して行方不明... 元気にしてるかなあ...

 

GH60にステンレスケースと自作USBケーブルです。f:id:TALPKEYBOARD:20200920075946j:image

2017年の時点で、60%のキーボード基板はAliexpressでいくつも販売されていました。その中でメジャーなGH60をサンプルで購入し、いくつかのプラスチックケースとステンレスケースも入手し検証をしてみました。ステンレスはヘアラインの質感がとてもよいのですが、すごく重かったのが印象に残っています。キーキャップは以前紹介しました、FILCOの2色成型キーキャップセットです。 

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USBケーブルは自作です。海外にこのような柄のUSBケーブルがあっていいなあと思い、オヤイデ電気さんで網組チューブを購入し作って見ました。作って販売したいなと思って調べたのですが、国内のケーブルメーカーはもうこのような作り方では受けていないという事と、自分で作るとなると、品質と時間を取られすぎる事があって、断念しました。輸入も考えましたが、中国のものはデザイン的にイマイチで、欧米圏になるとかっこいいのですが送料等が高く、国内で販売しようとすると高額になりすぎるので、これもあきらめていました。

国内で販売される方が出てこないか祈っていたのですが、祈りが通じてカスタマイズケーブルを作られるショップのEXME CABLESさんがオープンされました。祈っていてよかったです。

 

キー刻印。レイヤーキー押した時のキーマップが覚えられないと思い考えてました。3年間、いまだに考えています。

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物理フリックキーボード。じゅにゃさん(@junya28nya)が制作されたもの。考えたものを形にして、それを商品として完成させているという事に結構な衝撃を受けました。

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キーボードをどう見せるかについてはかなり考えました。既存のキーボード、PCパーツと同じ見せ方をしたら埋もれてしまうのではないかと思い、和物とあわせてみました。Orsolinerのミニマルな感じと何となく合っているのではと考えています。これは福岡の小石原焼です。

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アイロンで文字を昇華印刷したものです。力尽きて全部印刷しきれていません。海外輸入に頼るのではなく、日本国内で何らか作る事ができないのかを色々と探していました。残念ながら現時点では、キーキャップ類の金型は日本には存在せず、昇華印刷は少量多品種にはコストに見合わずといった状況で、進め方を考えている状態です。そもそもは日本の得意芸だったはず、なんとかできないのかを考えてゆきたいです。

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XDAキーキャップ。単独で販売されていなかったものをお願いだから単品で販売してくれとお話して、販売できるようにしたものです。なので思い入れがあります。

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写真集だというのに、私の思い出話となってしまって申し訳ありません。続きは後日公開します。お待ちください。